異業種未経験が1年勉強して就活してみたよ
結論:SESです。
申し遅れました。前職国語科教師という異業種未経験からITウェブ系に転職しますシマリスです。HTMLのh1タグの意味もわからない状態からちょうど約1年。やってきたことは以下にまとめました。それなりの勉強はしていたニートです。
だいぶ迷ってしまいました。危うく貯金が切れて実家に強制送還しかけました。そして農業や小売業しか職がない地元で本格的な引きこもり人生をあゆむところでした。危ない危ない。
一応転職を成功させたということで、駆け出しエンジニアがウェブ系に転職することが如何に難しいかについてまとめてみようと思います。
1、SES、SIerこわい!
はい。某IT会社のブログや完全SIerなんちゃらほにゃらら同人誌、Twitter全体に流れる言説で、だいぶ腰が引けてしまいました。曰く、SESやSIerは、
・ブラックな労働環境
・安月給
・多重請けで決定権がないのでストレスたまる
・そもそもプログラミングをしないので技術力がつかない
こんなところでしょうか。日付変わるまでコード書いたり、エクセルとにらめっこしながら手動テスト結果をスクショする日々だったり、あるいはパワハラで精神を病んでしまったり。そんな日々になってしまうのでしょうか。😇
2、ベンチャー、自社開発の壁は高すぎる!
ならば環境が良さそうなベンチャー、自社開発を狙う?と思ってwant●dlyやg●eenを漁りました。んが! ベンチャーは即戦力を求めるため、求める能力がどれも高い!
・実務経験2年〜
・やってること難しそう
・教育する余裕なさそう
いやいや、未経験OKも案外多いですヨ。しかし、そんな会社だって求める人材は即戦力なのです。
・IT業界以外の専門知識や経験(教育、法律、美容、医療etc)
・営業や財務知識などプログラミング以外の特殊能力
・理念への深い共感
これらのうち、あなたは会社にギブできますか? 何もないとお荷物となってしまうので就職は厳しい。うう、特に3つ目、やりたいことが見つけられないよ〜〜💦💦
教育系なら経歴的に入れそうだけど、それはやめたい。シマリスは教育で頑張ってきたけれど、色々やりすぎてちょっと疲れてしまい、他の業界でしばらく頑張りたいのです。じゃあ、何が好き?と言われても、趣味がない凡人なのです。かなしい〜〜。
さらに入っても技術力の高さに病む。教えてもらうといっても、なんだかんだで自分の独学力は問われます。仕事しながら勉強。仕事終わってからも勉強。休日も勉強(いや、楽しいからそこはいいんですけどね?)
それでもいいってくらい、理念に共感できるベンチャーはありますか?😇
3、やっぱりSES、SIer?
あ、これ無理だわ。ブラックでもしょうがないので、技術力と実務経験つくSES探してしばらく社畜になろう。
SESを悪く言っている人のスキル欄を見てみると、みんなすごい人なのです。ちゃんと休日もコード書くような技術の研鑽が大好きな人たちなのです。実務経験もないペーペーのシマリスは同じことをいう資格はないのですよ??
そもそもSESやSIerって未経験に優しいシステムなのです。
・技術力弱くても単価で調整して入れてくれる
・仮にプロジェクトが炎上してもエンジニア自身の責任は弱い
・ちゃんと月140時間〜180時間で労働時間を調整してくれるので安心して休める
・社会保険なども会社がなんとかしてくれる
・お金もらえる(超大事)
え、仕事内容? 評価体制? そんなのは仕事ができる経験者の言い分じゃい。
自己実現のためだったら1日14時間、週7で働けるよね?(にっこり)。な某スタートアップよりよっぽどホワイティじゃないですか??
というわけで大手転職サイトや転職エージェントを漁ったシマリス。しかし、正直、あやしぃ案件いっぱい。
・年収200万の私が年収300万に!
・研修期間あります。ただし研修中は月収17万
・残業月45時間込み、月24万〜(事実上10時から21時まで働いてる)
・圧倒的成長!アットホームな職場!etc etc
やっぱり足はすくむ。だめだ。未経験者にはダメな会社といい会社の見分けがつかない。給料だけじゃなく、仕事内容も求人案内からはわからない。まさしくSESはガチャ!
友人Aも友人Bも「SESは最高」って言ってるし、大学の先輩である友人Cは新卒でSES会社に入り10年。職場結婚までしている。良い会社に入れればラッキー。そうでなければ地獄。シマリスはどうすれば......。
ということで、開発プログラミングに逃げる。
本を読んだり三つ目のポートフォリオを作ったり。Twitterで言われているような「未経験者はこれだけやってれば採用されます!」みたいなのは大体やったさ......。
4、飛んできたリファラル転職
面接受けても受けてもピンとこず。迷いに迷って半引きニートになっていたシマリス。疑心暗鬼に駆られて、完璧に就活疲れ。
そこに、突然知り合いが声をかけてくれました。Twitterのフォロワーさんの中に偶然社長さんがいました。そこからSESとして案件を紹介してもらえることになりました。調べてみるとすごくよさそうな案件。
・技術力めちゃくちゃ高い
・未経験でも教えてもらえる
・社員の雰囲気めちゃくちゃよい
・社長同士が友達なので、労働条件が悪くならない
・お金もなかなかもらえる
こういう良い条件のお仕事は、人脈で回ってくるので、表に出ないんだそうです。(えっ???)
とりあえず職務経歴書作って面接ネタとアピールポイントまとめて、面接へGo。その場には社長さんもいてアシストしてくれたこともあり、その日に即日採用。内定をもらい、11月から働くことになりました。
ポカーン。。。。。。😇
え、え、え、? いいの??こんなずるみたいなことしていいの???
5、まとめ
というわけで異業種未経験の就活から言いたいことは次の4つ。
・独学は全力で頑張れ!
・やりたいことないならSES、SIerでモラトリアム続行だ!
・SESは黒7割、白3割(社長談)
・なんだかんだでコネ最強。Twitterで発信して人脈作れ!
ちなみに8ヶ月のニート期間でやったことは職務経歴書として下の記事にまとめましたので、参考にしてください。
異業種未経験からの勉強はとってもしんどい。
けど、ニート期間はすごーく充実しておりました。
何より健康になりますよ。
意外となんとかなるっていう気持ちにはなりました。
(かなりきわどかった気もしますが)
というわけで11月から頑張ります。本当につらいのはこれからかもしれませんが、結構期待感でいっぱいなのです。
職務経歴書〜ニートの私の8ヶ月〜
就活が終わったので、せっかくなので職務経歴書を供養します。
職務経歴書は自分のプレゼン。経験値や努力量、伝えたいことをアピールして、なぜ自分を雇うべきなのかをプレゼンします。面接ではこれをネタに自分を売り込むわけです。読みやすさを狙ってかなりカジュアルに書きましたが、これで弾くような会社は自分に合わないと考えて開き直りました。(教師としての職務経歴書はちゃんと真面目に別枠で書きました。)
HTMLのh1タグすらわからなかった私が、どのような勉強をしてきたのかをまとめましたので、駆け出しエンジニアやこれから就活しようとする人の参考になれば嬉しいです。それではスタート。
---------キリトリ-----------
職務経歴書(技術)
エンジニアとしてのモットー:
「今わからなくとも、やり続ければいつかわかる」
エンジニアとして勉強したことを次のようにわけて紹介します。
2017年10月~2018年2月:お試し期間~iPadでHTMLの勉強~
3月~6月:駆け出し期間~ポートフォリオを作ろう~
7月~10月:インプット期間~挫折した初の実務経験~
10月~:アウトプット期間~就活のための魅せるポートフォリオの作成~
1、お試し期間(2017年10月~2018年2月)
その頃私は偏差値70を超える某私立高校で古典文法を教えており、考えていました。
「めんどくさい」
毎年同じ概念説明、同じ問題、同じ間違えとつまづき、同じ解説。なんとか自動化できないだろうか。あわよくば古典文法のゲームを作って、授業時数を週3コマから1コマに減らせないだろうか。そう考え、プログラミングの勉強を始めました。HTMLのh1タグの意味すらわかりませんでしたが、テスターのアルバイトに申し込み、プログラミング勉強サイトのプロゲートで遊んでいました。
2、駆け出し期間(3月~6月)
プログラミングが楽しくなってきたので、職場を退職して本格的に勉強。ポートフォリオを二つ作りました。どちらも自分の課題解決を考えて作ったオリジナルアプリです。この時期ではとにかく「自分のアプリを作る」しか考えてないので裏の仕組みなど考えず、ただなんとなくで作っていました。
一つ目のポートフォリオ:LogSupport (https://logsupport.herokuapp.com/)
小論文のSNSです。現代文の背景知識の解説を自動化できないかと思い作りました。
生徒は課題文を読んで、さっぱりわからないときはこのサイトで検索。
どんな話なのか200字前後の要約を読めます。
慣れてきたら自分でも要約文、意見文(小論文)を投稿できます。
生徒はお互いの作品を評価しあうというサイトです。
・生徒の学びに先生を介在させない。
・現代文で幅広い教養や作文能力など、「役に立つ」能力をつける
・現代文の中身を楽しんでもらう
・現代文という教科の中で友達を作ってもらう
この4点を可能にします。
二つ目のポートフォリオ:Poemy (https://love-poemy.herokuapp.com/)
古今和歌集の鑑賞サイトです。自分の古典の授業テーマは「美意識」。日本の電車の広告を見て「ダサい」と感じる美意識を身につけさせるのが目標です。しかし現実は文法解説に終始してしまい和歌のアート性を伝えられません。そこでこのアプリを1週間で作りました。自分の気持ちにぴったりな和歌を探すことができます。
歴史オタクが自分の好きな作品や登場人物を愛していくうちに、いつの間にか歴史マニアになっていく。和歌の魅力でそのような学びが成立してほしいという願いを込めて作りました。
*技術的な学び
・Ruby on Railsの基礎(CRUD)を把握しました。
・jQueryと中間テーブルに苦労しました。
・AWSのインフラを学ぶも挫折し、結局herokuに落ち着きました。
・データをスプレッドシートで用意して、一括でCSVを流し込みました。
・デザインセンスがなくても勉強すればそれなりの見た目になると理解しました。
3、インプット期間(7月~10月)
とあるベンチャー企業にRailsのリモートアルバイトとしてジョイン。受託形式で既存サイトの改修を行いました。
*やったことと技術的な学び
・他人のコードの読解、要件の理解
・検索システム作成 → MySQL勉強、テーブル結合、PKなど
・中間テーブル作成 → SQLの勉強(おうちで学べるデータベースのきほんを読む)
・GoogleMap表示 → JSの書き方とエラー文の勉強
・自動テスト(MiniTest) → プロを目指す人のためのRuby入門を読む
*正直に書くと、挫折しました。ベンチャーの技術の壁は初心者には高すぎました。また、信頼関係のないリモートは鬼門だと学びました。
反省を踏まえて8月以降はプログラミングをお休みし、ひたすら本を読みました。
*学んだ本とサイト
・SQLZoo → SQLの文法復習
・エンジニアのためのGitの教科書
→ 個人で使うときのセーブ機能とgit flowのチーム開発のやり方
・everyday Rails RSpecによるRailsテスト入門 → Rspecを使ったテストの書き方
・安全なWebアプリケーションの作り方 → インジェクションやXXSの概念
4、アウトプット期間(10月~)
インプットを経て、理屈でアプリを作りたいと思い立ちました。それまでただなんとなくアプリを作っていたのですが、rubyやrailsの仕組みを理解し、裏で何が動いているか確認しながら制作しています。
3つ目のポートフォリオ:friendMaker(*現在一般公開はしていません)
既存の顔と年収しか見るところのない婚活アプリに疲れた人用のマッチングアプリです。恋人になる36の質問のように、答えることで自己開示して仲良くなれる質問を通じて、Twitterのちょっと仲良いフォロワーを増やすことが目的です。
私がサーバーサイド、もう一人がフロントエンドを担当しています。
*ポイントその1:Twitterの人脈
二人の共同制作になります。もう一人はTwitter上で意気投合した友人です。三重県でプログラミングを勉強中のOLさんです。他にもDB設計の相談やエラー文の相談など、困った時はTwitterのベテランエンジニアさんに聞いて解決を図っています。
*ポイントその2:コードの可読性
お互いコードの綺麗さを保つことを、最初に取り決めました。
Slimを導入してインデントを維持し、DB設計の時は命名にこだわりました。
*ポイントその3:Git
個人開発の時は「git add」「git commit -m ‘hoge’」しか使いませんでしたが、今回はコンフリクトを起こさないように「git add -p」で機能ごとにステージにあげてコメントを残したり、git branchやgit resetを使い、セーブ機能の使い方を覚えました。開発のやり方もgit flowを採用しました。モジュールを一つ完させるたびにslackで報告しあっています。
そして今に至ります。
*番外編 ~ブログとSEO対策~
ブログの技術も並行して勉強したので記載します。
8月にはてなブログを始めました。目的は「トキワの森プロジェクト」の活動広報、ひいては「コンテンツ型シェアハウス」という新しいライフスタイルを世に広めて住民候補を集めることです。
*トキワの森プロジェクトとは?
エンジニアを集めてシェアハウスをする計画。Twitterで住民を募集したところ、一晩で15人ほど集まった。「哲学者であれ」を理念に勉強熱心な友人と「住めるコワーキングスペース」を形成し、QOLをあげるプロジェクト。現状もくもく会やボドゲ会など、簡単なイベントを定期的に実施している。
Twitter公式アカウント:https://twitter.com/tokiwaengineer
少しずつブログのアクセス数は上がるも、流入元は全てTwitterとはてなブログからです。なんとか「エンジニア シェアハウス」のキーワードでGoogleからも流入させたいと思い立ちました。
そこでSEOを意識したライティング技法やGoogleアナリティクスを導入して、ユーザーの分析をはじめました。今の所結果は出ていません(主な原因ははてブロに課金せずドメイン取得ができないため、Googleロボットがきてくれない)。「トキワの森」のキーワードで、ポケ●ンに混じって奮闘中です。
初めて2ヶ月ですが、現状コンテンツ(活動内容と文章力)のみでPV数3000、フォロワー数350を達成しています。
以上
-------- キリトリ --------
というわけで、この職務経歴書をネタに面接は大変盛り上がり、内定をいただくことができました。なかなか初対面に口頭でプレゼンをするのは難しいので、書面で戦いました。突っ込むためのネタをアウトプットするって超大事!
ちなみにリーダブルコードやperfect on rails など他にも色々読んでますが、あまり勉強にならなかった本は割愛してます。
アフィリリンクを貼っておくので、気になったらポチってみてね。
一人が一回ポチるごとに、30円くらいリスのエサ代が入るはず(多分)。
それでは、各自転職活動がんばりましょう〜〜。
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たまにはだらだらエッセイにお付き合いください
たまにはだらだらエッセイにお付き合いください。
最近トキワの森のブログが育ってきた。やってみないとわからないことってある。
文章構成や言葉の選び方、SEO対策用語も、教科書を読んでも実際にやってみなかったら定着しない。とりあえず目標は「エンジニア シェアハウス」で検索したらトップに表示されること。まだまだ育てねば。
閑話休題。
最近「プログラミングは誰でもできる」の意味がわかってきた。
初めて聞いた時は、プログラミングができない人の技術軽視なのかと思ったけれど、
多分そうじゃない。
プログラミングは誰にでもできるわけじゃない。
ちょっとかじったからこそわかるけど、本当にすごい人は魔法使いだ。素人がやったら1ヶ月かけることを数時間で終わらせちゃうし、コードも綺麗で読みやすい。休日も趣味で思いもつかないような変態ガジェットを作ったりしていて、この人たちには一生かなわないななあ〜と思う最近。
でも大事なのは「何のために」っていう目的意識なんだと思う。
誰が、いつ、なんのために使うのか。サービスを作るにはその業界の背景や課題についてかなりの理解が求められるし、使う人に対する気遣いが求められる。なんとなく作っているだけだと顧客はいつまでたっても満足しないし、改修も終わらない。言うなれば、建築のサービスは建築のプロにしか作れないし、教育サービスは教育のプロにしか作れない。
プログラミングの勉強があまりにもつらくて楽しいので忘れていた。もともと自分は新書を読んでいろんな業界の背景や課題を考えるのが好きだ。もっと言うなら、ブログ書いたり広報戦略を考える方が、楽しいし勉強だと思わない。(プログラミングは楽しい面もあるけれど、自分にとっては受験勉強と同じだったりする。余計なことを考えずに集中できる時間が好きだ。)
エンジニアシェアハウス。実は競合シェアハウスはいっぱいある。
「エンジニア シェアハウス」でググるといっぱい出てくる。
ただ技術を勉強するだけだったらそちらでいい。だが「トキワ荘」を掲げるならば画力や技術より哲学が大事なのではないかと考えるようになった。
トキワ荘
— シマリス (@logsupport_mark) 2018年9月18日
総統の寺田さんが仕事を受託したら、お金に困った赤塚不二夫や石森章太郎や藤子不二雄へ仕事を振っていた。
新漫画党というコミュニティを立ち上げ、住民以外の人も夜な夜な集まって漫画を描いていた。
他と違うのは、本気で漫画界を変えたいガチ勢が集まったところ。
トキワ荘の偉人たちは確かに画力は高い。でも本当にすごいのは鍛え抜かれた哲学なんだと思う。ドラえもんを読むと科学技術や社会科学の教養の深さがわかる。夜な夜な集まってきたガチ勢達と本気で対話を重ねたことも納得できる。画力(技術)もそうだけど、何のためにってことを考えたからこそのトキワ荘なんだろうなーと思った。
最近、自分の予想以上にプロジェクトが大きくなってしまい、人々の思惑や人間関係、まとめ方に迷走中なのだけど、ようやく理念が見えて来た、気がする。
といいつつ過去考えた理念も「これこそが」と本気で思ったものばかりだから、また変わるかもしれないけれど。
これからの教育について考えよう
教育は一番リターンが大きい投資だと言われます。そしてみんなが必ず通る道です。
そして今、教育界は大変革期を迎えています。じゃあ、これからの教育ってどうあるべきなのか、真面目に考えてもいいんじゃない?
そこで、この記事では私がどんな教育を望むのかを考えていこうと思います。
この記事を発端として、コメント欄で議論が沸いてくれたらうれしいですね。
1、書を捨てよ。町へ出よう。
あなたの夢は、なんですか?
教師をしていた時、進路指導に困りました。やりたいこと、ない。何も好きなことがない。ソシャゲだけやっていたい。あえていうならyoutuberが憧れです。
......ですよねー。
本当は、君が思っているより世界はとっても面白い。起業して自分がビジネスを回して解決する。自分が新しい職業を作る。プログラミング、農業、広報人事、やってみると全部やりがいがあって、勉強が楽しい。
勉強が楽しいっていうといやーな目で見られたものですが、本当に楽しいんですよ。
ということを伝えたかったけれど、それには限界がありました。学校で教科の勉強をやっているうちは、どんなに頑張っても限界があります。
だから、書を捨てよ。町へ出よう。というのが私の教育のコンセプトです。
校外学習として、まずやってみる。中学生がやるような総合の体験学習なんてちゃちなものじゃなくて、実際に弟子入りする勢いで学んでくる。
そして学びを学校に持ち帰って、みんなと共有すればいい。
学校はホームです。自分の意見を言えて、自由に物事を考える場です。午後の時間を使って形成した自分の個性を受け入れてもらう場です。そして友達から新しい世界を教わる場です。
だから午前中は自分の学びを言語化する授業を取り入れる。英語で発表したり、国語で自分の思いを論理的に書いたり、理科で研究レポートを作成したり。
みんな違ってみんないい。私も面白いしあなたも面白い。個性を作る、多様性を認めるってそういうことでしょう。
ここで問題になるのは基礎学力。AIが暗記と計算を肩代わりするとしても、人間は知らないものはググれない。年号の暗記から解放されても、やっぱり社会の仕組みや経済の歴史、文化の流れは一通り抑えておかないと、これからの未来を生きる時に応用が効かない。それは歴史だけではなく全教科同じはず。やっぱり概念理解は外せない。
そんな未来の教育のためにぴったりの教材があります。それがすららです。
2、すらら とは
巷で流行りのe-learning。授業の要素である問題の解き方、演習、答え合わせが全部一人でできる新しい教材。場所や時間を選ばないので、家や学校の自習時間で学びを完結できます。
某予備校の先生が配信する授業動画を配っても生徒はやらないでしょう。予備校の先生の授業自体は素晴らしいものです。しかし興味のない動画を5分以上見られるでしょうか。生徒にとってもっと面白い動画は山ほどあるのに?
そこでゲーム型のe-learningが生まれました。問題が流れ、選択肢を選べば勝手に採点をしてくれ、合っていたら報酬がもらえます。ゲーミフィケーションってやつですね。しかし、結局のところ紙の問題集と変わりません。むしろサクサク進みすぎて、考える時間が奪われると言えるでしょう。
一番の問題は、先生の目がなくなってしまう分緊張感がなくなり、やらなくなる危険性が高いということです。確かに今時のe-learningは先生が管理できます。Aはここまでやって、Bは昨日サボった。丸見えですので、翌日宿題をサボった子を叱ります。
だけどそんなの地獄じゃないですか?常に見張られている恐怖。やらなければという義務感。熟練の先生たちによる、興味を惹かせる工夫でいっぱいの授業の方が受けていて楽しいし、効果は上がるでしょう。
すららの教材は既存の教材のいいとこ取りです。解説を少し流して演習を解き、またすぐに次の解説が流れる。まるで授業を受けているような学習内容となっています。もちろん先生たちが話すような小ネタもたくさん。できたら星がもらえるというゲーム性よりも、学習内容が楽しいと思える仕掛けとなっています。
さらに嬉しいのはAIによる独自のカリキュラム。一斉授業だとわからない子とわかる子の差が激しく、どちらにとっても退屈な時間となりがちです。すららのAIはその個人差を読み取ってくれます。わからないときはつまづいているポイントまで戻ってくれますし、わかっている子には余計な問題は出しません。その子にぴったりの演習量を出してくれます。
これなら続きます。偏差値30からぐんぐん上昇と、確かな実績もありますので塾入らずです。理解にかける時間だって短縮できます。まさに未来の教材だと思いませんか?
未来の教材、すらら。中高生でなくとも、ちょっと気になりません?
まとめ
もしかしたらすららだけでは続かないかもしれません。なんのために勉強するのか。子供が明確に言語化できていないと、先生なしの学習は難しいです。
しかし、だからこそ校外学習です。実際に農業をやったら化学に興味が湧いた。会社で広報誌を書いて、国語が学びたくなった。一旦子どもの心に火がついたら、むしろ先生はいりません。
すららはそのための道具です。どうです? 夢が広がってワクワクしませんか?